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チヌ(クロダイ)

釣り方・仕掛け・餌・地域別の釣れる時期・おすすめの食べ方

チヌ(クロダイ)の写真

内湾から外洋の磯まで幅広く棲む、警戒心の強い雑食の魚。磯のフカセ釣り、筏・カセのかかり釣り、沖堤防の落とし込みと、釣り方の多さも魅力です。

漢字
黒鯛
別名・地方名
クロダイ(標準和名)、チヌ(西日本)、カイズ(関東の若魚)、メイタ(九州などの若魚)
サイズの目安
30〜45cmが中心。50cm以上は「年無し」と呼ばれる大物
釣れる場所
磯のワンド・サラシの切れ目・シモリ周り、沖堤防の際、筏・カセの真下。基本は底付近〜底から1m以内

釣れるシーズン

ほぼ一年中狙えます。春の「乗っ込み」(産卵前に浅場へ寄って荒食いする時期)は大型、秋は数釣りのシーズン。真冬は深場に落ちて難しくなります。

地域
123456789101112
九州・沖縄乗っ込みが早く、2月から大型が出始める所も
四国南部・紀伊半島
瀬戸内海筏・カセのかかり釣りは夏〜秋が最盛期
日本海側
東海・関東
東北・北海道東北南部まで。北へ行くほど少ない

最盛期釣れる少ない

あくまで目安です。その年の水温や潮で前後します。最新の状況は渡船屋の釣果情報で確認しましょう。

釣れる時間帯

朝マヅメ
夜明け前後
◎
よく釣れる
日中
○
釣れる
夕マヅメ
日の入り前後
◎
よく釣れる
夜
◎
よく釣れる

警戒心が強く、薄暗い朝夕と夜によく食います。日中は濁りや波っ気がある日、撒き餌が効いてくる潮の動き出しがチャンス。夜はウキ釣り・ぶっこみで大型も。

一般的な目安です。潮の動き(満潮・干潮の前後)、天気、濁り、常夜灯の有無でも変わります。夜釣りが禁止されている釣り場・地域もあります。

特徴

銀色がかった灰色〜黒の体で、タイの仲間。強いアゴと臼のような歯で、貝やカニも噛み砕きます。オキアミ・カニ・貝・海藻・スイカやコーンまで食べる雑食性。

河口や港の中など、塩分の薄い場所にも入ってきます。とても警戒心が強く、人影や太い糸を嫌うため、繊細な仕掛けと撒き餌の工夫が釣果を分けます。

若いうちは雄で、成長すると多くが雌に変わる魚です。50cmを超える大物は「年無し」と呼ばれ、チヌ釣り師の目標になっています。

餌・ルアー

  • オキアミ付け餌・撒き餌の基本。生・ボイル・加工品を使い分けます
  • 練り餌エサ取り(小魚)に強く、エサ取りの多い夏〜秋に活躍
  • コーン・サナギチヌだけが食べやすく、エサ取り対策に。筏・カセでよく使います
  • カニ・イガイ(カラス貝)沖堤防の落とし込み・ヘチ釣りの定番
  • 撒き餌オキアミ+チヌ用配合餌(比重が重く、底にたまるタイプ)。筏・カセは糠・砂・サナギを混ぜた「ダンゴ」

基本の釣り方と仕掛け

ウキフカセ釣り(磯・沖堤防)

撒き餌でチヌを寄せ、軽い仕掛けの付け餌を撒き餌と一緒に流す、磯の基本の釣り方。

竿
磯竿 1〜1.5号・5.3m
リール
2500〜3000番(レバーブレーキ付きかスピニング)
道糸
ナイロン 2〜2.5号
ハリス
フロロカーボン 1.5〜2号・2〜3ヒロ(1ヒロ=約1.5m)
ウキ
円錐ウキ 0〜B号(半遊動・全遊動)
針
チヌ針 1〜3号
オモリ
ガン玉 G5〜B(付け餌を底付近に落ち着かせる)

ポイント ウキ下は水深いっぱい〜底を少し這わせる程度に。撒き餌を足元と狙う場所の2か所に打ち分け、エサ取りとチヌを分けます。

ウキフカセ釣りのやり方を仕掛け図で見る →

かかり釣り・ダンゴ釣り(筏・カセ)

筏やカセの真下の底を狙う釣り方。付け餌をダンゴで包んで落とし、底でダンゴが割れたところを食わせます。

竿
筏竿(かかり竿)1.4〜1.8m
リール
筏用の片軸リール
道糸
ナイロン 1.5〜3号(ハリスを付けず通しで使うことも多い)
針
チヌ針 1〜4号
オモリ
なし〜ガン玉(潮の速さで調整)

ポイント 穂先の小さな変化がアタリ。ダンゴが割れる時間と、割れてからの穂先の動きに集中します。

落とし込み・ヘチ釣り(沖堤防)

堤防の壁際に付いたチヌを、カニやイガイをゆっくり落として食わせる釣り方。

竿
落とし込み竿・ヘチ竿 2.4〜4.5m
リール
落とし込み用の片軸リール
道糸
ナイロン 3号前後(目印付き)
ハリス
1.5〜2.5号(付けずに道糸直結も)
針
チヌ針 3〜5号
オモリ
ガン玉 B〜3B

ポイント 目印の止まり・横走りがアタリ。壁から離さずに、層を変えながら探ります。

落とし込み・ヘチ釣りのやり方を仕掛け図で見る →

仕掛けは一般的な目安です。釣り場の水深・潮の速さ・魚の大きさに合わせて調整してください。

釣りのコツ

  • ウキが沈んでもすぐ合わせず、道糸が走るまで待つ「遅合わせ」が基本。
  • エサ取りが多い時期は、練り餌・コーン・ボイルオキアミなど、エサ取りに強い付け餌に替えます。

注意すること

  • 背ビレのトゲが鋭いので、フィッシュグリップやタオルで持ちましょう。

釣りのルール(禁漁期間・サイズ制限・夜釣りや撒き餌の制限など)は、県や地域、渡船屋によって異なります。釣行前に確認しましょう。

チヌが釣れる堤防・港を探す →チヌが釣れる渡船屋を探す →

チヌのおすすめの食べ方

クセの少ない白身で、旬は冬〜春の産卵前。外洋の磯や沖の筏で釣れたものは特においしく、夏の内湾の個体は磯臭さが出ることがあります。

  1. 1刺身生で・作り方を見る →
  2. 2塩焼き焼く・作り方を見る →
  3. 3アクアパッツァ洋風・作り方を見る →
  4. 4カルパッチョ洋風・作り方を見る →
  5. 5煮付け煮る・蒸す・作り方を見る →
  6. 6湯引き生で・作り方を見る →

こんな料理も洗い鯛そうめん

チヌに向くレシピをすべて見る(8品)→

ほかにも 洗い、昆布締め、鯛めし風の炊き込みご飯、ムニエル

下処理のコツ 釣ったらすぐ血抜きを。臭みは皮と血合いに出やすいので、気になるときは皮を引いて刺身やムニエルにします。

釣った魚の締め方・血抜き・持ち帰り方 →

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