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鮎釣り釣行日:2026年10月15日場所:高知県 仁淀川

鮎の友釣り in 仁淀川 片岡 令和8年最終日、サビ鮎に教わった事の巻

仁淀川の鮎釣り最終日。オトリ屋さんの品切れと、平日なのに満員のポイントに苦戦しながら、片岡のわずかな隙間で竿を出しました。15時からの短い釣りで出会った鮎と、サビ鮎に教わった事の記録です。

文:釣りポータル編集部 竜雲斎公開:2026年10月17日釣果:アユ 20-22cm程度 5匹

令和8年、今年最後の鮎釣りに行って来ました。

明日からは、また来年の6月1日まで禁漁です。

今年は余り鮎釣りに行けませんでした。
せめて最終日だけは、少しでも鮎の顔が見たい。

そう思い、午前中に出来るだけ仕事を片付けて、午後から強行です(^^

最終日に行かないと、来年の6月まで、ずっと後悔しそうな気がしたからです。
鮎釣り師にとって、最終日は特別な日です。

午後1時過ぎに、オトリ屋さんに到着。

もうオトリは無いとの事です。

。。。

最終日の午後ともなると、そういう事もあるんですね。。
時間も無いので、焦りながら別のオトリ屋さんに車を走らせます。

そちらでは何とかオトリが手に入り、ほっと胸をなで下ろしました。
オトリが無いまま帰っていたら、かなり凹んでいたところです(^^

オトリも手に入り、意気揚々とポイントを探しますが、

どこもかしこも、人が一杯。。。

最終日のせいなのか、どのポイントも釣り人で埋まっています。
いくら最終日でも平日なので、そんなに人はいないと思っていたのですが、大誤算です(^^

うろうろと車を走らせますが、どこも空いていません。
結局2時間うろうろして、時計は15時。

時間だけが、どんどん過ぎていきます。。
友釣りは、竿を出してなんぼの釣りです。

川沿いの道を車で走っているだけでは、鮎は掛かってくれません(^^

もうそんなに時間も無いし、やめて帰ろうかなという考えが頭をよぎります。
でも、折角来たし、今日は最終日です。

どこでもいいから竿を出そうという気持ちになりました。

人がいても、少しでもスペースがある所は無いかと探していると、
片岡のポイントで、何とか一人入れそうな所を見つけました。

今年は、ここで締める事にします。

一番下流の、本当に一人がやっと入れる位の場所に着くと、
ジムニーのタイヤの跡と、沢山の足跡。

ここは、もう既に釣られている事が明白です。。

でも、もうここしか場所はありませんし、時間もありません。
ここで始める事にします。

先に入った方が釣った後でも、鮎が1匹もいなくなる訳ではありません。
時間をおけば、また新しい鮎が入ってくる事もあります。

そう自分に言い聞かせます(^^

釣れなくてもいいんです。
釣果より大切な事が、時には釣りに存在するんです。

だから、釣りはやめられないんです。

泣いても笑っても、今年はこれが最後の鮎釣り。

川に入ると、10月の水はもうひんやりと冷たいです。
仁淀ブルーと呼ばれる澄んだ流れは、最終日も変わらず綺麗です。

今年あった色々な事を思い出しながら、オトリにハナカンを通し、沖に向かって泳がせます。

最初は、瀬尻の奥の方を狙いますが、なかなか反応がありません。。

立ち込む位置を手前に変えて、流れが緩くなる少し手前を、ふわふわと泳がせます。

すると、

ガツン!!

手元にまで響く、本日初のアタリ!!

バラしたくない。
逃したくない。

最終日の、初めての獲物です。
慎重に、慎重にやり取りします。

上がってきたのは、

ピンク色のタモの中で泳ぐ、黄色いヒレの鮎1匹
最終日の1匹目。綺麗な鮎です(^^

22cm程度の、綺麗な鮎です。。
秋の陽を浴びて、黄色いヒレがきらきらと光っています。

もう、めちゃくちゃ嬉しいです。
ここから1匹も釣れなくても満足、という気持ちになってしまいました(^^

最後の日に、ちゃんと顔を見せてくれてありがとう。
思わず、鮎にそう声をかけたくなります。

直ぐに、同じ筋の少し上流を狙います。

緑の山と石の岸に沿って流れる、底の石が透けて見える澄んだ川
澄んだ流れの仁淀川
川の中から見た、底の石まで見える澄んだ流れと対岸の草木
この筋を上流へ探っていきます

少しオトリが変な動きをして、前アタリが来たのが分かります。

でも、なかなか掛かりません。

少し鼻を上に上げて、ふわっと刺した瞬間、

ガッツン!!!

強烈なアタリ!!

またまた、同じ程度のサイズの綺麗な鮎です(^^

1匹目と同じ筋で、続けて掛かってくれました。
狙い通りに掛かると、本当に嬉しいです。

ここのポイントは、後ろが直ぐ山なので、早くも日が陰ってきました。
それに、凄く寒いです。

もう時間がありません。

同じ筋を流しながら上へ上へと登っていきますが、反応がありません。。

もう少し手前の部分を狙います。

少し、オトリが追われたような気がします。

ここで、オトリに付けていた背針を外して、0.8号のオモリを付けました。
少しでもオトリを底に馴染ませて、追われた場所で落ち着かせたいからです。

同じポイントを流すと、突っ張っていた感じが減り、ふわふわ感が増しました。

すると直ぐに、

グン!!

同じサイズの鮎ですが、
上がってきた姿を見て、思わず手が止まりました。

めちゃくちゃサビています。
黒ずんだ体に、サビ色が浮かんでいます。

完全に産卵を意識した、最終の鮎の姿です。

春には、若くてエネルギーにあふれ、意気揚々と川を上っていた鮎も、10月には老いさらばえた姿になります。

どんな生き物も同じです。
人間も同じです。

自分も老いて動けなくなる前に、色々な事をやっておかなければいけない。
このサビ鮎を見ながら、そう思いました。

鮎は、たった1年でその一生を終える年魚です。
(鮎の一生は魚図鑑:アユにも載せています)

春に川を上ってきた小さな稚鮎が、夏に苔を食んで大きくなり、秋には子孫を残して一生を終えます。

その命のめぐりのほんの一部を、私たちは竿を通して分けて貰っているのだと思います。

その短い一生の最後に、私の竿に付き合ってくれた事に、感謝しかありません。

なんとなく、この鮎はオトリに付けても釣れないような気がしました。

その予感は当たり、この鮎に替えてから20分位、何も釣れません。。

なんだか、私の方が悪い事をしている気になってきました(^^

別のオトリに替えると、同じポイント、同じような状態にもかかわらず、直ぐに、

ゴン!!

難なく上がってきたのは、20cmの鮎。

やっと釣れたので、ここから繋いでいきたいところですが、
もう辺りは暗くなり、目印も見えません。。。

川面に残る光だけが、うっすらと揺れています。

夕暮れの空と山のシルエット、石の広い川原と暗くなった川面
日が落ちた片岡の川原。今年の鮎はここまで

不完全燃焼で悔しいですが、今年はこれで締めたいと思います。

名残惜しいですが、今年の鮎釣りはこれで納竿としました。

釣れない時間も長かったですが、5匹釣れたので、私としては満足です(^^

ピンク色のタモの中に入った、何匹かの鮎
最終日の釣果。今年もありがとう

来年の解禁日が、早くも楽しみです。

来年の6月1日まで、仕掛けを作ったり、道具の手入れをしたりしながら、ゆっくりと待つ事にします。
それもまた、釣り人の楽しい時間です(^^

数を釣るのも、大物を釣るのもいいでしょう。
でも、こういう楽しみ方が出来るのも、釣りの素晴らしいところの一つだと思います。

こんな楽しみが、釣りには一杯あります。

人それぞれの価値観に合わせた答えがあって、いつまでも色褪せる事の無い素晴らしいもの。
それが釣りだと思います。

今年も、仁淀川と鮎たちに遊んで貰いました。
澄んだ水も、川を包む山も、冷たい夕方の空気も、全部が今日の釣りの一部でした。

この美しい川と、ここで懸命に生きている鮎たちに、本当に感謝です。

その楽しみがあるおかげで、仕事や日常でも頑張れますし、本当に幸せだなと感じます。

今年の鮎最終日は、もっと釣りが好きになった日でした。

今日も本当に釣りが楽しかった(^^

【釣果】

  • アユ 20-22cm程度 5匹

【釣行データ】

日時2026年10月15日(木)15時頃〜日没
場所高知県 仁淀川 片岡

【タックル】

オモリ0.8号(途中で背針から付け替え)

魚図鑑で調べる

この記事は、釣りポータル編集部が実際に釣りに行った記録です。釣果・海や川の様子・料金などは釣行した日のもので、変わることがあります。お出かけの前に、渡船・釣り場・お店の最新の情報をご確認ください。釣り場ではライフジャケットを着用し、マナーを守って楽しみましょう。

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