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秋晴れの東京湾でカワハギ釣りを楽しむ釣り人たち特集
シーズン11月14日まで

カワハギシーズン到来!関東の船で狙う「キモパン」入門ガイド

関東の船カワハギは秋から冬がシーズン。肝がパンパンに育った「キモパン」の良型が狙えます。東京湾・相模湾の出船エリア、初心者向けの道具と仕掛け、エサの付け方と誘いのコツ、船の安全とマナーをまとめました。

特集の期間:10月10日〜11月14日更新:2026年10月18日

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カワハギシーズン到来!秋から冬は「キモパン」の季節

カワハギは、小さなおちょぼ口にじょうぶな歯があり、エサを器用にかじり取る「エサ取り名人」と呼ばれる魚です。関東の船カワハギ釣りは、秋から冬(10月〜3月ごろ)がシーズン。肝(肝臓)が大きく育った「キモパン」と呼ばれる良型が狙えます。最大で30cmほどに育つとされています。

身がおいしいのは夏の7〜8月、肝がおいしいのは冬の11〜1月ごろといわれます。秋から冬は、再び産卵に向けて栄養をため込み、肝が大きくなっていく時期です。

羽田(東京都大田区)の釣り船かみやの公式サイトによると、2026年10月16日は竹岡沖(水深24〜34m)で16〜27cmのカワハギが乗船者ごとに2〜15枚(船中44枚)、17日は15〜26cmが0〜7枚(船中26枚)でした。

同じ船でも日によって釣果に幅があるのが、カワハギ釣りの難しさであり、おもしろさです。シマノの取材では、船長が「12月に向かって水温が下がると群れが固まり、深場に落ちてくるので釣果が上がる」と話しています。水温が下がって群れが固まると、数が伸びる一方で小型が中心になることもあるといわれます。

秋晴れの東京湾でカワハギ船に乗って釣りを楽しむ人たち
秋晴れの東京湾でカワハギ船に乗って釣りを楽しむ人たち

どこから出る?関東のカワハギ船の出船エリア

関東では、東京湾と相模湾を中心にカワハギの乗合船(大勢で乗り合わせる船)が出ています。釣り場の水深は、夏から秋は20m前後、冬は30m前後が目安とされます。

エリア出船する港・釣り場の例
東京湾奥(東京都)羽田(大田区)
東京湾・三浦半島(神奈川県)久比里(横須賀市)、松輪江奈漁港(三浦市)
相模湾(神奈川県)佐島港(横須賀市)、腰越漁港(鎌倉市)、福浦港(湯河原町)
千葉県側の釣り場竹岡沖、金谷沖(東京湾の内房側)

上の表は、2026年10月18日に確認できた船宿の公式サイトと予約サイト(釣割)に出ていた港の一部です。ほかにも船宿はあるので、出船日や料金、レンタル道具の有無は船宿ごとに確認しましょう。

料金や出船の条件は船宿やプランで違います。たとえば羽田のかみやは7時出船で、4名から出船と案内しています。予約サイト(釣割)には、プラン名に「レンタル無料」「お子様無料」「女性半額」とある船宿もあります。

神奈川県の船宿・千葉県の船宿・東京都の船宿から探して、各ページで確認しましょう。

はじめての船宿選び

  • 予約のときに「カワハギ乗合に初めて乗ります」と伝える
  • 貸し竿があるか、アサリ(エサ)を船宿で買えるかを予約時に確認する(羽田のかみやは専用竿仕様の貸し竿があり、アサリのむき身も船宿で買えると案内)
  • 最少催行人数(これ以上集まらないと出船しない人数)がある船宿もある。前日までに出船確定かどうか確認する

まずはこれだけ!カワハギ釣りの道具

道具目安
竿カワハギ専用竿(全長1.7〜1.8m前後)。例:シマノ ステファーノ SS
リール小型の両軸リール
道糸PE1号前後(羽田のかみやの案内は50m)
仕掛け胴突き(幹糸に枝バリを付け、先にオモリを付ける形)の2〜3本針。例:ダイワ 快適カワハギ仕掛け3本ベーシック SS
オモリ25号(船宿の指定に合わせる)
中オモリ2〜3号。派手な色や集魚板(集寄)付きでカワハギを寄せる
エサアサリのむき身

初めてなら、竿は船宿で借りるのも手です。専用竿をそろえるなら、たとえばシマノの公式ページには、全長1.70〜1.80mの4モデルが並んでいます。仕様は変わることがあるので、最新はメーカー公式で確認してください。

ハリ先は、すぐに鈍ります。ダイワの初心者向け解説では、1匹ごとにハリ先を確認し、鈍っていたら交換するよう勧めています。仕掛けとハリの予備は、釣具店・エサ屋で多めに用意しておきましょう。

ベテランの方には、幹糸(仕掛けの軸になる太い糸)を使う幹糸式の仕掛けもあります。ダイワの快適カワハギ 幹糸仕掛けIIは、メーカーが「初心者からベテランまで使える船カワハギ仕掛けの大定番」と紹介している仕掛けです。

船の上に並べたカワハギ竿と小型リールと仕掛け
船の上に並べたカワハギ竿と小型リールと仕掛け

初心者でも釣れる!3つのコツ

1. エサは小さく、ていねいに付ける

アサリは、水管(貝から出ている管)にハリを通し、次にベロ(舌のような平たい部分)を寄せて刺し、全体を丸めるように小さくまとめるのが基本です。最後にハリ先をワタ(内臓の部分)に刺して仕上げます(シマノの解説)。ハリ掛かりが悪いときは、ハリを小さくしたり、エサをワタだけにしたりして、さらに小さくする方法もあります(ダイワの解説)。

2. 潮に合わせて、小さく誘う

シマノの解説では、潮が速いときはオモリを底から浮かせ気味にします。潮が緩くイトが立つときは、オモリを底に着けて、穂先(竿の先)をわずかに揺らして細かく誘います。ときどき誘いを止める「ストップモーション」を入れると、カワハギがエサを吸い込みやすくなるそうです。

3. アタリが出たら、ゆっくり聞きアワセ

カワハギのアタリはとても小さく、「コツッ」と出る程度。アタリがあったら誘いを止めて少し待ち、竿をやさしく持ち上げるように、ごくゆっくり聞きアワセ(竿に伝わる重みで魚の有無を確かめる合わせ方)をします。乗ったらリールを一気に巻き、竿を下に向けすぎず、反発力が残る位置で巻き続けるとバラしにくくなります。

ベテランへのひと工夫

シマノの久比里出船の取材では、PE1号にフロロカーボンのリーダー(先端につなぐ糸)3号を約1.5m、ハリは7号・7.5号の吸わせ系、オモリは25号というタックルが使われていました。アサリを市販のアミノ酸系粉末で締める(身をしっかりさせる)と、集魚力と扱いやすさが上がるとされています。集寄ビーズ付きの仕掛けなら、別の集寄は使いません。

釣ったあとのお楽しみと、気をつけたい魚

カワハギは、肝が大きくなる冬が旬とされる魚です。肝をしょうゆに溶いて、刺身をつけて食べるのも楽しみのひとつ。持ち帰るのは食べる分だけにして、小さなカワハギは海に帰し、資源を大切にしましょう。

フグは持ち帰らない

釣りをしていると、フグの仲間が掛かることがあります。たとえばキタマクラは、食べてよいフグの一覧(厚生労働省の通知の別表)に含まれておらず、食用禁止とされています。フグは種類の見分けや調理に専門の知識が必要です。見分けに自信がないフグは、持ち帰らずにリリースしましょう。

船釣りの安全とマナー

ライフジャケットを着けよう

釣り船などの小型船舶では、船室の外に乗る人全員が、国の安全基準に合ったライフジャケットを着けることになっています(船長に着用させる義務があり、平成30年2月から義務化)。安全基準に合ったものには「桜マーク」が付いています。船宿で借りられるかも、予約時に確認しておきましょう。

  • 船長の指示に従う:移動中は座り、合図があるまで仕掛けを落とさない
  • 船酔い対策:前日はよく寝て、酔い止めは船宿の案内や薬の説明書に従って早めに飲む
  • オマツリ(糸が絡むこと)に注意:船宿の指定オモリを使い、絡んだらお互いさまで声をかけ合う
  • ゴミは持ち帰る:エサの袋や仕掛けの切れ端も船や海に残さない
  • 出船の可否は最新の案内で:強風などで休船になる日もあるので、船宿の公式サイトや電話で確認する
船の上でライフジャケットを着た親子がカワハギを釣り上げて笑顔
船の上でライフジャケットを着た親子がカワハギを釣り上げて笑顔

まとめ:この秋、カワハギの「キモパン」を狙いに行こう!

関東のカワハギ船のシーズンは、これから冬にかけて続きます。繊細なアタリを掛けたときの楽しさと、肝のおいしさが魅力です。まずは船釣りの船宿一覧から近くのカワハギ船を探して、予約してみませんか。カワハギの生態は魚図鑑のカワハギでもチェックできます。

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参考にした情報

掲載内容は2026年10月18日時点の情報です。料金・営業時間・発売日・ルールなどは変わることがあります。お出かけやご購入の前に、公式の情報を必ずご確認ください。釣り場ではライフジャケットの着用とマナーを守って楽しみましょう。

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