トップ / 特集

秋の晴れた磯で、ライフジャケットを着た家族がウキ釣りを楽しむ様子特集
シーズン11月14日まで

四国のグレシーズン開幕!渡船の名礁から地磯まで、秋グレ攻略ガイド

足摺岬沖で9月下旬に「グレ釣りシーズン開幕」の声が上がり、四国の磯はこれからが本番。徳島・愛媛・高知の渡船で渡る名礁エリアと高知の地磯・漁港、秋グレの仕掛けとコツ、安全のポイントをフカセ釣り好きの方に向けてまとめました。

特集の期間:10月10日〜11月14日更新:2026年10月18日

PRこの記事は、商品の紹介に広告(アフィリエイト)のリンクを含みます(免責事項)。

四国のグレシーズン、いよいよ開幕!

グレは標準和名を「メジナ」といい、西日本や釣り人のあいだでは「グレ」と呼ばれる磯釣りの人気者です。高知県宿毛市は、宿毛湾のグレの旬を「秋から春」と紹介していて、旬の時期には地元や県外から多くの釣り人が沖の島・鵜来島(うくるしま)などの磯を訪れるそうです。

2026年9月26日、高知県足摺岬沖の西磯(渡船で渡る磯)の「トックリ」で、30〜37cmのグレが13匹釣れたという釣行記が、9月28日に釣具メーカーのがまかつから出ています。水温は26℃以上とまだ高めで、筆者は「足摺岬沖のグレ釣りシーズン開幕でした。」と結んでいます。

徳島県南についてはANA Travel & Life(協力:つり人社。2023年9月時点の情報として掲載)が、水温がまだ高い10月は、瀬戸内海から出る潮流の影響でいち早く水温が下がる伊島がおすすめで、30〜40cmのグレが高確率で釣れると紹介しています。11月に入ると県南全域で標準以上の大きさが釣れるようになり、北西の季節風が山から吹き下ろすころが「寒グレ」のベストシーズン。年の瀬に近づくほど40cmオーバーの良型も期待できるそうです。

秋の朝、渡船で沖の磯へ向かう釣り人たち
秋の朝、渡船で沖の磯へ向かう釣り人たち

フカセ釣りのふるさと・四国

潮を読んで撒き餌(まきえ。魚を寄せるためにまくエサ)をまき、軽いウキ仕掛けで流す「フカセ釣り」。現在のグレ釣りの元になったといわれる釣り方が、徳島発の「阿波釣法」です。マナーを含むフカセ釣りの基本を築いたのも、徳島の釣り人たちといわれています。

口太?尾長?2つのグレを見分けよう

四国で「グレ」として釣れるのは、主に口太グレ(メジナ)と尾長グレ(クロメジナ)です。ホンダの釣り図鑑では、一見よく似ているものの、尾長はエラぶたの縁が黒く、尾びれの切れ込みがやや深い点などで見分けられるとされています。

見る所口太グレ尾長グレ
エラぶた縁は黒くない縁が黒い
尾びれ切れ込みは浅め切れ込みがやや深い
すむ所港や堤防にも居着く外洋に面した潮通しのよい磯
大きさ約60cmになる70cm以上になるものも

体の色は個体差や環境で変わるため、色だけでは見分けられないといわれます。口太にもまれにエラぶたの縁が黒い個体がいるので、慣れるまでは複数の特徴を見比べましょう。

宿毛市によると、沖の島・鵜来島で特に人気があるのは尾長グレで、60cmを超えるサイズは「ロクマル」と呼ばれ、釣り上げるのは簡単ではないそうです。

渡船で渡る、四国の名礁エリア

グレ釣りの王道は、渡船(磯へ釣り人を送り迎えする船)で沖の磯に渡る釣りです。四国の太平洋側と宇和海には、全国から釣り人が集まるエリアが並びます。

県主なエリア
徳島県伊島、由岐、日和佐、牟岐(大島・津島周辺)、宍喰
愛媛県宇和海の日振島・戸島など宇和島沖の島々、愛南町の由良半島
高知県宿毛市の沖の島・鵜来島、土佐清水市の足摺岬周辺

宇和海については、ANA Travel & Lifeが日振島などの宇和島沖の島々を「全国的にも有名な磯釣りのメッカ」と紹介しています(2015年10月時点の情報)。同じ記事では、30cm前後までなら漁港でも狙えるが、それ以上を求めるなら渡船で沖磯へ、とも書かれています。シマノの釣行記には、日振島で10月下旬のシーズン初期に小型のグレが多いなか、48cmの大型が釣れた例が載っています。

愛南町の由良半島は、地元の渡船屋さんの公式サイトが「グレ・イサキ等の良型魚影が濃いエリア」と案内しています。

料金や渡れる磯は渡船屋ごとに違います。徳島県の渡船屋・愛媛県の渡船屋・高知県の渡船屋から探し、各ページで確認しましょう。

初めての渡船で伝えたいこと

  • 予約のときに「グレを狙いたい」「初めてです」と伝える
  • 渡る磯は、その日の波や風を見て船長が決めることがあります。希望があれば予約のときに相談を
  • 使えるエサ(撒き餌)の決まりは、島や渡船屋によって違うことがあります。予約のときに確認しましょう

歩いて入る「地磯」と漁港も狙い目

渡船を使わず、陸から歩いて入る磯を「地磯」といいます。朝の出船時間に縛られず、短い時間でも竿を出せるのが魅力です。口太グレは港や堤防にも居着くとされ、足場のよい漁港や堤防から狙う手もあります。

岩場の平らな場所でウキ釣りをする親子
岩場の平らな場所でウキ釣りをする親子

高知県の地磯・漁港

徳島県・愛媛県・香川県でも探せます

近くの地磯や堤防は、徳島県・愛媛県・香川県・高知県の堤防マップで探せます。行く前に、足場や駐車できる場所、立入禁止の有無を確認しておきましょう。

地磯は「下見」と「無理しない」が基本

地磯は足場が悪く、急に大きな波が来ることもあります。明るいうちに道と足場を下見し、波をかぶる低い岩には立たないこと。初めての場所は経験者と一緒に、波の穏やかな日を選びましょう。海が荒れていたら、迷わず別の日にしてください。

道具と、秋グレを釣る3つのコツ

道具目安
竿磯竿1.25〜1.5号・5.0〜5.3m前後。根の荒い場所や大型の尾長グレには1.75号以上。例:がま磯 アテンダー3
リールレバーブレーキ付きのスピニングリール
道糸・ハリス2号前後(がまかつの足摺の釣行記は道糸2号・ハリス2号)
針グレ針6号前後。例:G-HARD V2 セレクトグレ(4〜8号)

竿の号数の目安は、メーカーの紹介(がまかつ)によると、1.25号が40cm級の口太グレ向け、1.5号が30〜45cmの口太グレ中心で50cmまでの尾長グレも狙えるオールラウンド、1.75号が根の荒い場所や大型の尾長グレ向けです。

付けエサ(針に付けるエサ)はオキアミが基本で、エサ取りが多いときは湯がいた「ボイルオキアミ」の出番です。足摺のがまかつの釣行記では、オキアミ3枚と袋餌2袋が用意されていました。仕掛けやエサの量は、釣り場や同行者の人数でも変わります。釣具店・エサ屋で、地元の様子も聞いてみましょう。

秋磯の風景
秋磯の風景

1. 撒き分けでエサ取りをかわす

秋は水温が高く、エサ取り(エサを横取りする小魚)が元気です。エサ取りを寄せる撒き餌と、グレを寄せる撒き餌を分けてまき、グレに付けエサを食ってもらう確率を高めます。例えば、足元にエサ取り用をまいて小魚を引きつけ、グレ用は沖に打って離れた所で狙います。

2. 撒き餌と仕掛けを「同調」させる

フカセ釣りで最も大事といわれるのが「同調」です。撒き餌の中に仕掛けを紛れ込ませ、魚が違和感なく付けエサを食べる状態をつくります。海面の動きや撒き餌の流れ方を観察して潮を読み、潮に合わせて糸を出して、撒き餌と付けエサを一緒に流しましょう。

3. 反応がなければタナを変える

ウキ止め糸(ウキ下の深さを決める糸の結び目)を動かすと、魚のいるタナ(水深)を探れます。付けエサが取られるのに釣れないときは、タナを少しずつ変えて探りましょう。

ベテランへのひと工夫

水温が高い時期は、掛けたグレをサメに取られることもあります。足摺の9月の釣行記でも、サメが現れてヒットしてもやり取り中に取られた、と書かれていました。サメが見えたら、場所や時間を変えるのも手です。

安全とマナーを守って楽しもう

ライフジャケットを着けよう

磯・堤防・渡船の上では、大人も子どももライフジャケットを着用しましょう。国土交通省は、2018年2月からすべての小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用を義務にしています(屋根と壁のある船室の中は除く)。国の安全基準に合ったものには「桜マーク」が付いています。

  • 磯靴(スパイクシューズ)とグローブで、滑りとけがを防ぐ
  • 渡船の乗り降りは船長の指示に従い、荷物は手渡しで
  • ひとりで行かない。行き先と帰る時間を家族に伝える
  • 立入禁止の場所に入らない。漁船の出入りや漁業者の作業のじゃまをしない
  • 撒き餌で汚れた足場は海水で流し、ゴミは仕掛けの切れ端まで持ち帰る
  • 駐車は決められた場所に。地磯へ向かう道でも私有地や民家の前に止めない

持ち帰るのは食べる分だけ。小さなグレは海に帰して、来シーズンの大物に育ってもらいましょう。

外海に面した堤防の先端でウキ釣りを楽しむ若者たち
外海に面した堤防の先端でウキ釣りを楽しむ若者たち

まとめ:この秋は四国の磯へ!

9月下旬の足摺岬沖で開幕の声が上がり、これから寒グレの季節へ、四国のグレ釣りは本番を迎えます。渡船で名礁に渡るもよし、地磯や漁港で気軽に竿を出すもよし。まずは磯の渡船屋や堤防・地磯を探して計画を立て、エサと仕掛けは釣具店・エサ屋でそろえましょう。グレの生態は魚図鑑のグレ(メジナ)とオナガグレ(クロメジナ)でもチェックできます。

この記事で紹介した道具を探す

PRリンク先での購入により、運営者が報酬を受け取ることがあります(免責事項)。価格・在庫はリンク先でご確認ください。

参考にした情報

掲載内容は2026年10月18日時点の情報です。料金・営業時間・発売日・ルールなどは変わることがあります。お出かけやご購入の前に、公式の情報を必ずご確認ください。釣り場ではライフジャケットの着用とマナーを守って楽しみましょう。

このページをシェア

コメント

読み込み中…

読み込み中…

釣果を投稿